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沖縄県中頭郡読谷村の「忠魂碑」

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忠魂碑

名称 読谷村座喜味の忠魂碑
住所

沖縄県中頭郡読谷村座喜味

解説 読谷山国民学校の跡地となる運動公園の一角に残された忠魂碑。
揮毫は陸軍大将の「鈴木壮六」。
昭和10年10月20日に完成したとされる。
難度
B

今回は沖縄県中頭郡読谷村座喜味に残る「忠魂碑」だべ

ポチ太郎
ポチ太郎
ハチ公
ハチ公

運動場脇にあります!!

読谷村の運動場脇に忠魂碑が残っています。
明治維新以降の戦争や事変に出征して戦死した、地域出身の兵士達の天皇への忠義を讃えるのが「忠魂碑」です。

忠魂碑

忠魂碑
忠魂碑は読谷山国民学校(読谷山尋常高等小学校)敷地内に1935年(昭和10)月頃に建立されました。
その後、1978年(昭和53)に同敷地に読谷村運動広場が建設されるに伴い、現在の場所に移されました。
忠魂碑は当時、天皇と国家のために死んだ軍人や軍属の忠義の魂を顕彰するためのもので、国民全員に同じ忠誠をたたき込むことに利用され、その結果、多くの若者が死地においやられたあげく、敗戦の憂き目にも遭いました。
現在、日ぶんは何者かによって削られ、説明版も持ち去られており、わずかに揮毫者の陸軍大将鈴木壮六の名前が見えるだけです。
忠魂碑は日本の侵略戦争を美化する象徴として使われ、日本の歴史の負の遺産ですが、戦時中の風潮を今に伝える証人であり、今後の戒めとして村では2009年(平成21)1月に史跡に指定しました。

読谷村教育委員会 文化振興課

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ポチ太郎

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