黒しばわんこの戦跡ガイド

10月30日は世界のウチナーンチュの日!

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✅「世界のウチナーンチュの日」って?

世界のウチナーンチュの日」は2016年に開催された「第6回世界のウチナーンチュ大会」の閉会式において、先月死去された翁長雄志大会実行委員会委員長により宣言された日です。
そもそも「世界のウチナーンチュ大会」は、世界各国に散らばるうちなんちゅと沖縄県民のネットワーク形成を目的に、1990年から5年に一度開催されているイベントです!
このネットワークのことを「ウチナーネットワーク」と呼称し、地元沖縄を通じて沖縄県民と沖縄から海外に飛び出した人の繋がりだけでなく、沖縄が好きな人ももちろんネットワークに入ることを歓迎されています!

ちなみに「うちなんちゅ」というのは沖縄の言葉で「沖縄人」・「沖縄の人」などという意味で、逆の意味の言葉として「ナイチャー」という言葉もあります。

✅移民の始まり

沖縄から海外への移民の始まりは、1890年代まで遡ります。当時、移民の送り出しに尽力した當山久三(とうやまきゅうぞう)により沖縄からハワイへ26人のうちなんちゅが上陸しました。
当時の沖縄はとても貧しかったため、海外へ出稼ぎに行く人が多く、戦後は琉球政府による移住政策や、移住していた人たちから誘われて移住するなどということもありました。
戦後初の移民は1948年にアルゼンチンに渡った33人で、戦前はハワイやフィリピンへの移民が多数でしたが、戦後になってくるとブラジルやアルゼンチンなどへの移民も増えていきました。

✅世界のうちなんちゅ

現在、世界へ散らばるうちなんちゅの人数は約42万人と考えられています。
ブラジル16万人をはじめとして、ペルー7.2万人やアルゼンチン・ボリビアなどの南米全体に約25万人のうちなんちゅが住んでいるようです。
また、アメリカ等の北米には約10万人、中国や台湾、インドネシアなどのアジア各国、イギリスなどの欧州にもうちなんちゅは暮らしていて、世界の5大陸全てにうちなんちゅは羽ばたいているのですね!
この散らばるうちなんちゅ同士を繋げて、交流を重ねることで国際的なビジネスにも生かせるように期待されています。

この記念日を通じて、沖縄県と世界に羽ばたくうちなんちゅの発展につながるといいですね!

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ポチ太郎

ポチ太郎

戦跡と旅行と黒柴が好きな管理人です。
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