黒しばわんこの戦跡ガイド


今日は西原町にある「旧西原村役場壕」だべ
ポチ太郎
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ハチ公
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名前からして行政活動が行われた壕でしょうか?


西原之塔から50mもしない所にあるのが「旧西原村役場壕」です。
入り口にはフェンスがあるので中に入ることはできません。

旧西原村役場壕

西原町指定文化財(2014年3月18日指定)
1941年の太平洋戦争勃発後、日本軍の戦況が悪化してくると、大本営は沖縄に第32軍を配備し、西原村でも西原国民学校などに1200名が駐屯しました。
戦況がますます厳しくなった1944年6月ごろ、西原村役場でも地元住民から人夫を雇って役場壕を掘り、戸籍簿・土地台帳などの重要書類や、公金・公印・出納簿・戦時債権などを重さ1トンほどもある壕内の金庫に収納していました。
役場の事務は米軍の本島上陸直前まで行われ、毎朝出勤すると役場壕から書類を持ち出して事務を行い、夕方再び書類を壕内に運んで保管していました。
戦後、壕内はそのまま放置され、1980年ごろ、土建業者が道路に面した部分をえぐってしまったために主壕の壁が壊され開口してしまいました。本来の入り口は北東に向かった二カ所です。
今日、戦争の歴史的教訓が年々風化するなか、太平洋戦争の悲惨さを物語る、本町での数少ない戦争遺跡のひとつとなっています。

案内看板より

本来の入り口は二カ所です。書類などの保存のために風通し等を考えた結果、2カ所の入り口が設けられました。
ポチ太郎
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本来、この入り口は壁でしたが工事業者がえぐってしまい穴があいてしまいました。
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