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「さとうきび畑」の歌碑【読谷村】

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「さとうきび畑」の歌碑

今回は沖縄県中頭郡読谷村にある「さとうきび畑」の歌碑だべ
ポチ太郎
ポチ太郎
ハチ公
ハチ公
ざわわ…ざわわ…って曲ですね!

「ざわわ…ざわわ…ざわわ…」というフレーズに聞き覚えはないでしょうか?

このフレーズは「さとうきび畑」の歌詞の一節です。

森山直太朗の母「森山良子」による歌唱は聴いた覚えのある方が多いと思います。

この「さとうきび畑」という歌は、作詞・作曲家の寺島尚彦による作品です。

沖縄戦から19年後の1964年6月、「さとうきび畑」の作者である寺島尚彦(当時34歳)は、沖縄本島南部の糸満市摩文仁の地を訪れます。
数えきれないサトウキビの下には、未だたくさんの戦没者が埋まっているという事実を聞いて、衝撃をうけました。
その衝撃に揺り動かされて、1967年に完成した曲が「さとうきび畑」でした。

「さとうきび畑」の主なストーリーは、沖縄戦で父親を亡くした主人公の少女(私)がサトウキビ畑の中に父を探していくものです。


第一節:サトウキビ畑に風が通り抜けるいつもの穏やかな風景が描かれる

第二節:海の向こうから「いくさ」がやってくる

第三節:「鉄の雨」という言葉で表される米軍からの猛攻撃で父が亡くなる

四節以降:終戦と同時に誕生した「私」がサトウキビ畑の中に父を探していく

1.

ざわわ ざわわ ざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ
今日も見渡すかぎりに
みどりの波がうねる
夏の陽ざしのなかで

2.

ざわわ ざわわ ざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ
昔海のむこうから
いくさがやってきた
夏の陽ざしのなかで

3.

ざわわ ざわわ ざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ
あの日鉄の雨にうたれ
父は死んでいった
夏の陽ざしのなかで

4.

ざわわ ざわわ ざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ
そして私の生まれた日に
いくさの終りがきた
夏の陽ざしのなかで

5.

ざわわ ざわわ ざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ
風の音にとぎれて消える
母の子守の歌
夏の陽ざしのなかで

6.

ざわわ ざわわ ざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ
知らないはずの父の手に
だかれた夢を見た
夏の陽ざしのなかで

7.

ざわわ ざわわ ざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ
父の声をさがしながら
たどる畑の道
夏の陽ざしのなかで

8.

ざわわ ざわわ ざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ
お父さんて呼んでみたい
お父さんどこにいるの
このままみどりの波に
おぼれてしまいそう
夏の陽ざしのなかで

9.

ざわわ ざわわ ざわわ
けれどさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ
今日も見渡すかぎりに
みどりの波がうねる
夏の陽ざしのなかで

10.

ざわわ ざわわ ざわわ
忘れられない悲しみが
ざわわ ざわわ ざわわ
波のように押しよせる
風よ悲しみの歌を
海に返してほしい
夏の陽ざしのなかで

11.

ざわわ ざわわ ざわわ
風に涙はかわいても
ざわわ ざわわ ざわわ
この悲しみは消えない

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ポチ太郎

ポチ太郎

戦跡と旅行と黒柴が好きな管理人です。
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