筑波海軍航空隊は、現在の茨城県笠間市にあった大日本帝国海軍の航空部隊の一つです。予科練養成を行っていた霞ヶ浦海軍航空隊の補助のために創設されましたが、日本が劣勢になってくると本土防衛部隊として方針転換します。
大本営により「天一号作戦」「菊水作戦」が発表されると、筑波海軍航空隊も参加することになります。
特攻攻撃により戦況を挽回させるものでしたが、日本は敗戦し多くの特攻隊員は命を落としました。
現在でも航空隊の庁舎は残っており、「永遠の0」や「ラプラスの魔女」の撮影に利用されました。
特に劇場版「永遠の0」のロケ地となったことは、記念館も大きく推しておりロケ現場を再現して解説のポップまで用意してあります。
司法試験に落ちて進路に迷う佐伯健太郎は、祖母・松乃の葬儀の日に驚くべき事実を知らされる。実は自分と祖父・賢一郎には血のつながりが無く、“血縁上の祖父”が別にいるというのだ。本当の祖父の名は、宮部久蔵。60年前の太平洋戦争で零戦パイロットとして戦い、終戦直前に特攻出撃により帰らぬ人となっていた。宮部の事を調べるために、かつての戦友のもとを訪ね歩く健太郎だったが…。
【amazon「永遠のゼロ」説明文より引用】
簡単な解説をすると、弁護士を目指すも4度試験に落ちて自信もやる気も失いつつある佐伯健太郎(三浦春馬)。ノンフィクションライターを目指す姉の慶子(吹石一恵)から、バイト代も出すから本当の祖父’’宮部久蔵’’(岡田准一)について調べるのに協力してほしいと依頼されます。
突拍子のない姉からの頼みや、祖父から教えられた本当の祖父の存在に驚きながらも健太郎は本当の祖父’’宮部久蔵’’を知る人物らに話を聞いていくストーリーです。
調査で分かっていったことは、宮部が妻の松乃(井上真央)・健太郎や慶子の母である清子を大事にする家族思いな人物、類まれな飛行機操縦技術を持っていたこと、国のために命を捧げるという考えが一般的な世の中で「絶対に生きて帰る」ことを目指していた人物で、海軍一の臆病者といわれていたことでした。
空母’’赤城’’の戦闘機パイロット時代、ラバウル航空隊時代、筑波海軍航空隊の教官を経て、最期は米空母’’タイコンデロガ’’に特攻した宮部。知れば知るほど謎に包まれたその生き方でしたが、調査が進むにつれて健太郎自身の考えや生き方にも変化を与えてきます。
✅筑波海軍航空隊司令部庁舎
✅指令室
✅副司令官室
筑波海軍航空隊記念館の情報
駐車場:有
休 館 日 :毎週火曜日、年末年始、臨時休館も有
通常料金:大人(18歳以上)500円、子供(小学生以上)300円、団体料金・特別料金もあり
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