独立臼砲第1連隊戦没英霊之碑
所在地 | 沖縄県糸満市摩文仁 |
建立年月日 | 昭和56年8月 |
合祀者数 | 500有余柱 |
独立臼砲第1連隊は昭和15年8月満州公生嶺にて対ソ作戦に備えての特殊兵器を装備した秘密部隊として創設されたものであります。昭和17年9月3ヶ中隊からなる獨臼1大隊を編成ガダルカナル島攻略戦に出陣、在「ガ島」師団指揮下に入ったが、参戦の機会を逸したまま終戦までラバウル方面の戦備に任じた。一方連隊主力は、昭和19年8月本土防衛の第一線、沖縄作戦に出陣した。又、残留部隊は独立臼砲第23大隊を編成、昭和20年4月済州島防衛に趣き此の地で終戦を迎えた。沖縄作戦に参加した連隊主力は現地入隊兵を併せ第32軍直属球三六六六部隊となり現地防衛隊、他学徒献身隊の参戦協力を得て、昭和20年4月1日米軍上陸を迎撃敢闘3カ月に及ぶ激戦の末我が臼砲連隊は、6月16日をもって組織的戦闘行動に終止符をうったのであります。この慰霊碑は独臼第1連隊に関係ある沖縄戦・ラバウル・他太平洋戦争に従軍し散華した戦友の英霊を合祀し合同慰霊碑として建立しました。尚、この慰霊碑は我が臼砲連隊の秘密兵器九八式臼砲実物大原型に基づいて碑石を彫し建立しました。
昭和56年8月
独立臼砲慰霊碑建立員会 獨臼第1聯隊戦友有志一同 建立