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千葉経済大学内に残る「旧鉄道連隊材料廠煉瓦建築」

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今日は千葉県千葉市の千葉経済大学内にある「旧鉄道連隊材料廠煉瓦建築」だべ
ポチ太郎
ポチ太郎

ハチ公
ハチ公
現在は外観のみで内部見学ができません!!

この建物は明治41年に鉄道聯隊の材料廠の建物として建てられました。
54.4m×7.3mの長方形の形の煉瓦造りの建物で、建物に付設した部分を含めるとその面積は695.6㎡にもなります。
煉瓦は「イギリス積み」という技法で積まれ、千葉県内でも珍しい明治に創建された大規模煉瓦建築物です。

千葉県指定有形文化財

旧鉄道聯隊材料廠煉瓦建築

この煉瓦建築は、明治41年、鉄道聯隊材料廠の機関車の修理工場として建築されたもので、その後昭和20年旧日本国有鉄道が大蔵省から借り受けて、レール等の修理工場とっして使用、昭和60年から千葉経済学園の所有になったものである。
千葉県内に数少ない明治年間創建の大規模な煉瓦建築の1つであり、特に内部の東西方向に2列に連った10連の雄大なアーチ構造は、全国的にも他に比類がなく、この建物の主な特色となっている。
従って、我が国明治期の煉瓦建物構造を知る上で極めて重要であり、近代建築史及び煉瓦建築の歴史を考える上でも貴重な建物である。
右の理由により、千葉県指定有形文化財として指定をうけたものである。
一.指定年月日 平成元年3月10日
一.構   造 煉瓦造アーチ構造、木造小屋組
一.面   積 695.6平方メートル

千葉経済学園

現在の千葉経済大学付近は鉄道聯隊材料廠でした。
現在は道路となっていますが、千葉公園駅付近から競輪場横に入っていく道路はかつては材料廠に続く引込線でした。

✅引込線跡(競輪場横から千葉経大方面)

✅引込線跡(千葉経済大学付属高横付近)

引込線跡も残っていました。

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ポチ太郎

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