「あきしお」の全景
実際に使われていた潜水艦
みなさんは潜水艦を間近で見た事はありますか? 潜水艦って海に沈んでる部分が多いので分かりにくいですがとっても大きいのです!!
そんな巨大な潜水艦を間近で見る事が出来る場所が広島県呉市にある海上自衛隊呉資料館「通称:てつのくじら館」です。海上自衛隊の活動や海上自衛隊のことをもっと知ってもらいたい、地域との共存を目的に作られた資料館で、入館料も無料です。似たような資料館として、長崎県佐世保にある佐世保資料館(セイルタワー)や鹿児島県鹿屋市にある鹿屋航空基地資料館があります。どの資料館も鎮守府であったり、戦中の海軍航空基地であったりと海軍と馴染み深い場所に作られています。
今回の呉資料館(以下てつのくじら館)は、大和ミュージアムと道路を挟んでちょうど向かい側にあり、大和ミュージアムに向かっているとその潜水艦の大きさで嫌でも気づいてしまうくらいの大きさです。この潜水艦はゆうしお型潜水艦の7番艦「あきしお」で2004年3月まで実際に使われていた潜水艦です。
1階:海上自衛隊の歴史
海上自衛隊は1950年代中ごろに警備隊が改変されて現在の名前になりました。「自衛隊」という存在に関しては様々な意見があるので深いことを書くのは避けますが、とりあえず一階部分では簡単な歴史を見ることができます。
2階:掃海艇の活躍
掃海艇というのは、海にある機雷を排除・除去する艦船です。機雷というのは、簡単に言うと「海に浮いてる地雷」みたいなものです。船が近づいたり、接触、あるいは遠隔操作することによって爆発します。
機雷がそこら中に浮きっぱなしになっていたら、おちおちフェリーや客船旅行も出来ませんし貨物船も航行できず輸送インフラにも影響が出てしまいます。それを防ぐために掃海艇が活躍してくれています。
3階:潜水艦の活躍、「あきしお」を体験
三階の展示室では、日本における潜水艦の始まりや潜水艦の機能、乗組員の育成と艦内での生活について学べます。また実際に「あきしお」内に入ることもでき、潜水艦内の限られたスペースでの生活も少し体験できます。