JR・地下鉄のお茶の水駅の近くにある神田明神を訪れました。秋葉原にはよく行く時、地下鉄お茶の水から歩いていくのですが実際に訪れるのは初になります。
神田明神は1300年ほどの歴史があり、その間に江戸の氏神として地域を守ってきました。「神田明神」と呼んだりgooglemapには出ていますが、正式名称は「神田神社」だそうで、神田、日本橋、秋葉原、大手丸の内、旧神田市場、築地魚市場ー、108町会を見守っているそうです。
御祭神
✅大己貴命 (おおなむちのみこと)
国土経営、夫婦和合、縁結び
✅少彦名命 (すくなひこなのみこと)
商売繁昌、医薬健康、開運招福
✅平将門命 (たいらのまさかどのみこと)
除災厄除
国道17号を挟んで「湯島聖堂」の向かい側にあります。多くのビルが建っている中に大鳥居があるのですぐにわかります。外国人観光客も多く、西洋の方々が自撮り棒で写真を撮っていました。鳥居を抜けると’’随神門’’(ずいしんもん)があります。’’随神門’’は神道において地域に悪いものが入らないように防ぐ役割があります。外観には四神(朱雀・白虎・青龍・玄武)、内部には「因幡の白兎」など、だいこく様の神話をイメージした彫刻が飾られています。
門を抜けると都会の喧騒を離れた静かな境内が・・・と言いたいですが、文化交流館というのを現在建てているらしく工事の音が響いています笑
御神殿は平成15年9月に国登録有形文化財に登録されています。この国登録有形文化財は歴史上,芸術上,学術上価値の高いものが登録される物で、この神社の歴史の長さは国にも認められているのです。
境内には細石(さざれいし)があります。この’’細石’’は国家にも登場する言葉で、小さな小石同士が長い年月をかけて雨で溶けだした炭酸カルシウムなどが石同士の隙間を埋めて一つの石になる様を表すこともあるようです。この細石はここだけでなく全国の神社で祭られている物で、その中でも特に主要な産地は岐阜県と滋賀県の県境にある伊吹山です。また、岐阜県には国家のさざれ石の由来となった’’細石’’が祭られているそうです。
’’さざれ石’’の隣には「公孫樹」があります。このイチョウの木は関東大震災や東京大空襲を経験しながらも立派に生き残ったため、災難除けの神徳を持っているとされてご神木として今も植えられています。