名称 | ロンドンガマ | |||
住所 | 〒901-0362 沖縄県糸満市字真栄里 (Googlemap:26.119826, 127.675127)推定 |
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解説 | ロンドン杜公園の林道から行くことができる。かつて「うみやからー」という漂着者が住んでいたといわれている。林道に案内看板はあるが、未整備の林道の道が続くので汚れてもよい服装がよい | 難度 | ||
C (未整備の道) |



糸満市真栄里にロンドン杜公園という公園があり、ロンドンガマという洞窟も存在します。
「ロンドンガマ」として知られていますが、元々は「ドンドンガマ」と呼ばれていたそうです。
訛りから段々と変化していき、「ロンドンガマ」となったみたいです。
このガマに関しての言い伝えでは、
かつてこのガマには海からの漂着者が住み着いていました。
この男は漁に関する技術が巧みであったことから、地域の人からは「海やからー」と呼ばれました。
そんな「海やからー」に地域1番の美女が恋をし、このロンドンガマで逢瀬を重ねるのです。
「海やからー」に嫉妬した地域の青年たち。
彼を殺そうとしましたが強靭な男を相手に幾度となく失敗し、嫌がらせに歌にして恋路の邪魔をしたのです。
その歌が、エイサーでも踊られる「海ヤカラ」という曲で今に残っています。
この歌の中では、「ロンドンガマ」ではなく「ドンドンガマ」と歌われています。
この排他的なシマ社会、内地の村社会と同様に恐ろしいですね。
そんなロンドンガマへ行ってみようと思います。
✅簡単な地図

グーグルマップでは出てこない場所にあります。
①糸満市立図書館横の駐車場からスタート

糸満市立図書館付近の駐車場からがアクセスしやすいです。
②駐車場横の小道を進む

駐車場横に森の奥へ進む遊歩道があるので進んでいきます。
③円形の広場もそのまま進む

④右に進む小道があるので右折

駐車場からは徒歩1~2分の場所です。
⑤歩いていると右手に拝所

⑥右手に謎の石垣

上も見てみましたが拝場のような物があるだけでした。
⑦ちょっとしたガマがあいています

石垣に登る階段の横辺りにあります。 木に阻まれてあまり近づけず…
⑧左手にガマ入り口の看板があります。

⑨階段を下る

⑩道を進むと再度看板があります

⑪進むにつれて道が分かりにくくなります

ハブに注意
ロンドンガマへ到着

階段からロンドンガマまでは歩いて4~5分です。
草むらのような場所なのでハブもいるので軽装で行くのはやめておきましょう!

✅ロンドンガマ

✅正面内部

入口は膝上より少し高いくらいしかありません。
正面から内部を見てみると3畳ほどの広さを確認できます。
高さは中腰になれるくらいはありそうです。
✅横穴

✅横穴内部

正面入り口の右側に人ひとりがやっと通れるくらいの穴が開いています。
中は2~3畳くらいのスペースはありそうです。
正面入り口の内部と繋がっているように見えます。