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宮古島市の伊良部島に残る「牧山陣地壕」

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名称 牧山陣地壕
住所 〒906-0502
沖縄県宮古島市伊良部池間添
解説 伊良部島の牧山にある榴弾砲陣地壕。
壕の長さは約75mで直線的な壕であり、出口からは宮古島西海岸を見渡すことができる。
難度
A

✅牧山陣地壕



今日は沖縄県宮古島市伊良部池間にある「牧山陣地壕」だべ
ポチ太郎
ポチ太郎

ハチ公
ハチ公
牧山展望台手前で横道に逸れるとあります!

宮古島の西側に「伊良部島」という島があります。
この島へは伊良部大橋という橋を渡ることで行くことができます。
伊良部島へ橋を渡りきると正面に丘陵があります。
この丘陵は「牧山」と呼ばれ、展望台が設置してあるので宮古島と伊良部大橋を見渡すことができます。

駐車場から牧山展望台までの道の途中、右に逸れると「牧山陣地壕」というかつての榴弾砲陣地壕があります。

牧山陣地壕の前には看板が設置されています。

伊良部島から平良港を守る榴弾砲陣地壕

牧山陣地壕

伊良部島内の最高地点である牧山(標高88m)の頂上近くの、標高75m付近に設置された陣地壕で、牧山展望台への遊歩道沿いにあります。
砲口からは宮古島北部の西海岸を一望でき、平良港の防衛のために設置したと考えられています。
この壕は自然壕に手を加えた物ではなく、一から石灰岩を掘り込んだ壕だと考えられています。
この壕には「野戦重砲第1大隊の第1中隊」と「山砲第28連隊第3中隊」が駐屯していました。

壕口を降りてみると階段があります。
その先は天井が抜けて、木の浸食が進んでいます。

ここから先が本当の壕口です。
この壕は約70mほどの長さがあり、琉球石灰岩を一から採掘した人口壕です。

✅壕内

✅入口すぐ左手に小部屋があります

✅小部屋

小部屋は幅高さ共に1.5~2mほどです。

壕の中間部分では光も届かずに真っ暗です。

✅壁面

壕全体の壁面は素の状態で雑です。

✅落盤している

腰丈くらいで大きい落石です。

✅壁面に裂け目があります

中間地点辺りに岩の裂け目があります。
入れるほどの大きさではありません。

入口から1~2分で出口へ出ます。

✅出口

出口前に階段のような段差があります。

✅出口から壕内を撮影

出口前に階段のような段差があります。
出口手前辺りに榴弾砲を設置しようとしていたと思われます。

この陣地壕はほぼ直線的な形状でした。

✅出口壁面

石灰岩だけにサンゴが見られます

所々に穴が開いています。
削岩機のロッドを刺した跡でしょうか。

✅断崖の中ほどに出口がある

壕出口から見ると、急な断崖の中ほどに壕の出口があります。
そして目の前には宮古島西海岸が広がる。
伊良部島と宮古島の間の敵機・敵艦船に備える為にこの壕は構築されましたが、使用する前に終戦となりました。

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ポチ太郎

ポチ太郎

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