黒しばわんこの戦跡ガイド

沖縄県の渡嘉敷島に残る「根本家の石垣」

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根本家の石垣

名称 根本家の石垣
住所 〒901-3501
沖縄県島尻郡渡嘉敷村渡嘉敷45
解説 唐船の船頭を代々務めた根本家によって造られた石垣。
沖縄戦の弾痕らしき損傷もある。
渡嘉敷村の村指定有形文化財とされる。
難度
A



今日は沖縄県の渡嘉敷島に残っている「根本家の石垣」だべ
ポチ太郎
ポチ太郎

ハチ公
ハチ公
沖縄戦の痕跡もあります!

沖縄県の那覇・泊港からフェリーで1時間程の場所に渡嘉敷島があります。
渡嘉敷島はダイビング・シュノーケリングの名所でもありますが、沖縄戦時には沖縄本島よりも先に米軍に上陸された島でもあります。
島内には赤松隊陣地壕特攻艇秘匿壕が現存しています。

渡嘉敷の玄関口、渡嘉敷港から徒歩10分程の場所に「根本家の石垣」という文化財があります。
この石垣は琉球王朝時代の富豪により造られた石垣で、村指定有形文化財にも指定されています。
その石垣の側面を見てみると、人工的に出来たと思われる損傷もあり、これが沖縄戦で出来た弾痕であると思われます。

琉球王朝時代の渡嘉敷島の男性は、琉球と一時中国を支配していた王朝「唐」を結ぶ「唐船」や、鹿児島と琉球を結んだ琉球王朝の御用船「楷船」の水主として活躍して島の発展に寄与していました。
その中でも「根本家」は代々唐船の船頭を務めて財を成していきました。
それを形としたのが「根本家の石垣」です。
現代のような道具もない中、精巧に組まれた石組やヒンプンは職人技といえます。

✅根本家の石垣

石垣を見てみると、歪になっている箇所があります。
沖縄戦での地上戦により一部が崩壊してしまい、補修した箇所は歪になっています。

ハチ公
ハチ公
近現代の補修箇所より綺麗っていうのは凄い!

✅弾痕?

正直、石の素の状態なのか弾痕なのか分からない窪みが多いですが、それらしき凹みを撮影しました。

✅ヒンプン

「ヒンプン」は古い沖縄にあった門の部分の様式で、普通なら家の門に入ると建物があります。
それとは違い、門を入ると建物と門を遮るように屏風のように石塀が造られており、沖縄の古い家だと見ることができます。
この屏風のように造られた石塀が「ヒンプン」です。

ヒンプンの意味は、台風の多い沖縄特有の暴風避け目隠し、はたまた魔除けの意味もあるようです。
ヒンプンが無ければ魔物が門から建物に入ってきてしまいますが、沖縄の魔物は曲がるのが苦手と伝えられており、ヒンプンを門と建物内に造ることで魔物をシャットアウトして魔物避けとしているようです。

道端によくある「石敢當(イシガントウ)」であったり、拝む場所「拝所」が数多くある、ユタの存在など内地では胡散臭いといわれそうなことですが、沖縄県ではそういうスピリチュアルな部分も大事にされています。

✅根本家の石垣の中

ちなみに根本家の石垣の中に入ってみると建物が建っています。
人は住んでいないように見えます。

✅戦跡に関する書籍

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ポチ太郎

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戦跡と旅行と黒柴が好きな管理人です。
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