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旧日本海軍の「航空機命名方法」

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旧日本海軍の航空機には、アルファベットと数字を組み合わせて、機種や設計した会社等を表す記号がありました。

✅零式艦上戦闘機21型

記号→【A6M2】
メーカー→【三菱重工業】

✅局地戦闘機「紫電」

記号→【N1K1-J】
メーカー→【川西航空機】

✅夜間戦闘機「月光」

記号→【J1N1-S】
メーカー→【中島飛行機】

✅十八試局地戦闘機「震電」

記号→【J7W1】
メーカー→【九州飛行機】

✅局地戦闘機「秋水」

記号→【J8M1】
メーカー→【三菱重工業】

✅艦上爆撃機「彗星」

記号→【D4Y1】
設計→【海軍航空技術廠】

✅記号の法則

1番目→機種を表すアルファベット
2番目→その機種で何番目に計画・試作されたか
3番目→設計会社(メーカー)
4番目→モデルチェンジの回数

零式艦上戦闘機21型の記号は【A6M2】です。
これを例にすると、
【A】は「艦上戦闘機」という機種・【6】は「艦上戦闘機」の中で6番目に設計や試作された・【M】はメーカーである「三菱重工業」・【2】は零式艦上戦闘機で2番目の改修機
であることを表しています。

夜間戦闘機「月光」は【J1N1-S】といった少し違う形をしているのは、「月光」は元々は陸上双発戦闘機という機種で開発されたものでしたが、性能面など様々な面で冷遇され、最終的には「斜銃」を着けて夜間の迎撃で活躍したことから「-S」という変わった記号をしています。
似たようなものとして、二式水上戦闘機【A6M2-N】があります。
零式艦上戦闘機と似た記号であるのは、零式艦上戦闘機をベースとして水上戦闘機に改造したものであるためで「-N」が付いています。

✅名称の法則

 

大正10年~昭和3年まで→年号を頭に付ける
例:大正10年採用の艦上戦闘機「10式艦上戦闘機
例:昭和3年採用の艦上戦闘機「3式艦上戦闘機


昭和4年~昭和15年まで皇紀(紀元)の下2桁を頭に付ける
皇紀とは、日本の初代天皇「神武天皇」が即位したとされる年を元年とする方式。
皇紀元年は、西暦よりも660年前であるので、西暦1年(元年)は皇紀で表せば皇紀661年となります。
この記事を書いたのは西暦2019年なので、皇紀に直すと「皇紀2679年」といった具合になります。
例:1929年(昭和4年・皇紀2589年)採用の艦上攻撃機「89式艦上攻撃機
例:1932年(昭和7年・皇紀2592年)採用の艦上攻撃機「92式艦上攻撃機
例:1939年(昭和14年・皇紀2599年)採用の艦上爆撃機「99式艦上爆撃機


昭和15年~昭和18年まで→皇紀の下一桁目を頭に付ける
例:1940年(昭和15年・皇紀2600年)採用の艦上戦闘機「零式艦上戦闘機
例:1941年(昭和16年・皇紀2601年)採用の陸上攻撃機「1式陸上攻撃機


昭和18年以降→固有名詞を付ける
「〇」→艦上/水上戦闘機【烈風】
「〇」→単発局地戦闘機【紫電・紫電改・雷電・震電】
「〇」→双発局地戦闘機【天雷】
「〇」→夜間戦闘機【月光】
「〇」→艦上/水上偵察機【彩雲・瑞雲】
「〇」→艦上/陸上攻撃機【天山・連山】
「〇」→単発爆撃機【彗星】
「〇」→哨戒機【東海】
「〇」→特攻機【桜花・橘花】
星座名」→双発爆撃機【銀河】
草木名」→練習機【紅葉・白菊】

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ポチ太郎

ポチ太郎

外出大好きなアラサー男です。
趣味で楽器とかサバゲー、運転して仕事のストレス解消!