鹿屋地下壕第一電信室
名称 | 鹿屋地下壕第一電信室 | |||
住所 | 〒893-1602 鹿児島県鹿屋市串良町有里4963 |
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解説 | 串良海軍基地から出撃した特別攻撃隊からのモールス信号を受信していた場所。 空襲対策で地下に作られ、地上入口にも風防がたてられている。 |
難度 | ||
A |
今日は鹿児島県鹿屋市串良有里に残る「鹿屋地下壕第一電信室」だべ
ポチ太郎
ハチ公
空襲が多かったから地下に造ったんですね!
大隅半島にある鹿屋市中央部の東側に、かつて串良町という町がありました。
現在は鹿屋市などと合併し、名残として字名に「串良」という頭文字がつく住所が残っています。
戦争中、この串良の地には「串良海軍航空基地」が存在していました。
現在、基地の跡地は平和公園として整備されています。
また、基地の通信施設であった地下壕「第一電信室」も現存しています。
串良航空基地は、昭和18年4月1日串良航空隊が開隊すると同時に練習航空隊として指定され、飛行予科練習生が整備・搭乗・通信などの教育を受けていました。
昭和20年3月頃からは特攻基地となり、半年余りで363名の特別攻撃隊員と210名の一般攻撃隊員が串良基地から飛び立ちます。
かつての滑走路部分は、今では生活道路になっています。
✅現在の滑走路
ハチ公
「第一電信室」は飛び立った特攻隊員からのモールス信号を受け取っていた場所です!
✅第一電信室
✅入口と爆風避け
入口に入ると地下へ続く階段があります。
✅下り階段
✅通信室へ続く扉
階段を降りるとすぐに通信室があります。
この通信室は、串良の地を飛び立った特別攻撃隊員が送信したモールス信号を受け取った場所です。
現在は残っていませんが、受信機・送信機・電話機・発電機が壕内に置かれていました。
通信室での勤務は24時間体制のため、3交代制で任務にあたりました。
✅通信室
✅通信室に併設する小部屋
通信室は15mくらいの奥行があります。
また、この部屋に並行して一本の通路が通してあります。
通路の途中には、天井に穴があります。
✅通信室に並行する通路
✅通路にあく穴
通路を抜けると階段があります。
✅階段
✅出口
出口近くにはコンクリートの突起物がいくつか残っています。