旧陸軍被服支廠
今回は広島県広島市南区出汐に残る「旧陸軍被服支廠 倉庫跡」だべ
住宅街の中に大きいレンガ倉庫があります!
広島駅と広島港の中間辺りに旧日本陸軍由来の倉庫群が残っています。
現在、「出汐倉庫(デシオソウコ)」と呼ばれているようですが、その昔は旧陸軍被服支廠の倉庫として使用されていました。
「被服支廠」というのは、旧陸軍の軍服や軍靴の生産していた場所です。
外観はレンガ造りの建物ですが、実際はレンガと鉄筋コンクリートを組み合わせた建物です。
コンクリートの建物としてはとても古く貴重なものです。
現在、耐震面の問題から倉庫内は立入禁止となっており、外観のみを見ることが出来ます。
原爆投下時には高温の爆風に襲われ損傷しますが倒壊せずに残りました。
その後は臨時救護所となって、多数の負傷者が収容されました。
広島陸軍被服支廠
案内看板より引用
(爆心地から2670m)
この建物は、1945年(昭和20年)8月6日の原爆にも耐え、その姿を今日に残しています。被爆直後は臨時救護所となり、避難してきた多くの被爆者が次々と力尽きていきました。爆心地の方向に面していた西側の鉄扉のいくつかは、被爆時の爆風で変形した痕跡をとどめています。