名称 | 川東掩体壕 | |||
住所 | 〒893-0031 鹿児島県鹿屋市川東町8206−5 |
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解説 | 航空機を収容して爆撃から航空機を守るためのコンクリート建造物。 かつて笠之原飛行場付近には200基ほどの掩体壕が建設されたが、現存しているのは川東掩体壕のみになっている。 |
難度 | ||
A |
✅川東掩体壕
今日は鹿児島県鹿屋市川東町に残る「川東掩体壕」だべ
ポチ太郎
ハチ公
畑の中にあるので目立ってます!
鹿児島県鹿屋市川東町と笠之原町の境界付近に「笠野原飛行場」がありました。
農家から借り上げた40haの農地を整備して、大正11年に福岡県の太刀洗陸軍飛行場からの離発着用の民間飛行場として完成しました。
後に「笠野原海軍航空基地」となり、120haまで敷地も拡大、格納庫や整備工場、兵舎の増築もされています。
掩体壕も飛行場周辺に200基程建設されましたが、現存するのは川東掩体壕のみになっています。
1945年3月を過ぎると敵軍による集中的爆撃の対象となりました。
そのため、基地の施設は破壊されます。
滑走路は南北に延びるものと、東西に延びたものの2本がありましたが、現在は払い下げられて畑になっています。
✅正面
掩体壕の横幅は大体15~16mです。
この中に横幅約10mの零式艦上戦闘機(零戦)が収容されていたといわれます。
特攻機として飛び立った零戦は南の海に消えていきました。
高さは約5mです。
✅背面
搭乗員は背面からも中に入れる造りです。
背面の入口の大きさは掩体壕によってまちまちで、人がやっと通れるくらいの広さしかない掩体壕もあります。
✅側面
奥行は約10.5mです。
✅縁は削れて、穴が開いている
✅穴を内側から撮影
✅削れている
爆撃のためか、前面部を中心に損傷が見られます。
コンクリート建造物をここまで破壊することができる機銃や爆撃、やはり恐ろしいですね。
✅木の棒が刺さっている
✅隙間から雑草が生える
✅背面は比較的きれい
掩体壕の横には、破片が展示されています。
雨ざらしで大丈夫なのか少し心配になります。