小波津陣地壕
名称 | 小波津陣地壕 | |||
住所 | 〒903-0118 沖縄県中頭郡西原町字小波津 |
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解説 | 古墓に隣接して壕口が開口し、チチンタグスクの隣にある。 コの字型の人工壕で、片方の壕口は崩落している。 野戦重砲第100大隊が使用した。 |
難度 | ||
A (行きやすい) |
今日は沖縄県西原町字小波津に残っている「小波津陣地壕」だべ
ポチ太郎
ハチ公
この壕は一度とり上げた場所ですね!
沖縄県那覇市の隣にあるのが「西原町」です。
西原町は第32軍司令部のあった首里からも近く、運玉森といった激戦地もあります。
米軍侵攻後、米軍により小那覇飛行場(与那原飛行場)がつくられましたが終戦した為、本格的に使用されることはありませんでした。
そんな西原町には第62師団が配備されており、陣地壕が今でも残っています。
西原町小波津の道路脇に開口しているのが「小波津陣地壕」です。
この地には独立歩兵第11大隊の第1中隊と第3中隊が配備されており、その部隊を援護するために重砲兵第100大隊の一部が配置されます。
重砲兵第100大隊が使用していたのが「小波津陣地壕」でした。
✅小波津陣地壕
チチンダグスクのすぐ近く、お墓に挟まれるように開口しています。
元々はこの壕の場所にもお墓があったようですが、そのお墓を利用した壕のようです。
入口の左右には2本の石柱が立っています。
✅水没している
壕はコの字型をしており、その一部は水が溜まっている場所もあります。
人工壕らしく、壁面には明り置き用の窪みや多数の釘が確認できます。
✅明かり置き
✅釘
✅ツルハシの痕跡?
内部にはコウモリが生息しており、コウモリの糞が積もっている場所もあります。
収集などが行われているからか、特に遺品などはないようです。
いくつかよく分からない物が落ちていましたが、泥にまみれて原型が分かりません。
コの字型の壕の片方の出口は崩落しています。
✅崩落部
通路に2ヵ所、奥行4m程の横穴があります。