地獄の階段
今回は山口県周南市大津島に残る「地獄の階段」だべ
整備工場と宿舎を繋いだ階段ですね!
山口県周南市にある大津島には人間魚雷「回天」の訓練基地が存在しました。
大津島内には関連施設が数多く建てられ、搭乗員の宿舎なども島内に建てられました。
それらの施設を結んだ道にあった階段に「地獄の階段」と呼ばれる通路があります。
現在の大津島小学校付近に回天の整備工場がありました。
魚雷調整場や工員の宿舎、炊事棟など、その用途は多岐にわたりました。
そして、現在の回天記念館周辺、山の斜面に搭乗員宿舎や士官室が建てられました。
この施設の間にあったのが「地獄の階段」と呼ばれた階段です。
地獄の階段はやや斜めに伸びており、登る時に違和感があります。
また、床も山側に傾いているので登りにくいです。
この階段は登り難さや訓練に使用されたこともあったことから「地獄の階段」と呼ばれたそうです。
しかし、搭乗員の食事を運搬する通路にも使用されていました。