名称 | 桜島海軍航空隊跡 | |||
住所 | 〒891-1419 鹿児島県鹿児島市桜島横山町 |
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解説 | 太平洋戦争末期、桜島海軍航空基地があった。トンネルの入り口は封鎖されているが、隙間から内部が少し見える。高さ・幅共に2~3mで、総延長は約650m。第5特攻戦隊の司令部があった。 | 難度 | ||
B (やや行きやすい) |
✅桜島
今日は鹿児島県鹿児島市桜島にある「桜島海軍航空基地跡」だべ
ポチ太郎
ハチ公
桜島港フェリーターミナルの近くにあります!!
現在でもなおも黒煙をあげる桜島の麓に「桜島海軍航空基地跡」があります。
手掘りで造られた壕は高さ・幅共に約2~3m、総延長は約650mにもなります。
現在は入口は閉鎖されていますが、隙間から内部を見れる場所もあるので基地跡を垣間見ることができます。
✅桜島海軍航空基地跡
桜島海軍基地跡について
ここは太平洋戦争末期、日本海軍の基地があった場所です。
壕の高さ・幅はともに2~3m程で、手掘りによって作られたトンネルが網の目状に張り巡らされています。総延長は約650m。
壕の中には魚雷保管室や動力室がありました。
この基地は、アメリカ軍の本土上陸を阻止するために編成された海軍特攻戦隊の一つ「第五特攻戦隊」の司令部です。
ここの近くには通信施設もあり、佐世保鎮守府や南九州一帯に配備された各突撃隊との連絡を行っていました。
まさに本土決戦に備えた日本の海防の要だったのです。
また、この基地で通信兵として暗号解読などにあたっていたのが作家・梅崎春生です。
彼はここで終戦を迎え、その時の体験をもとに戦争文学の傑作と言われる小説「桜島」を書きました。
この基地は小説の舞台でもあり、「文学遺産」ともいえる場所なのです。(文責:NPO法人桜島ミュージアム 福島大輔)