戦跡壕
名称 | 戦跡壕,白保与那原の壕 | |||
住所 | 〒907-0242 沖縄県石垣市白保 |
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解説 | 新石垣空港近くにある白保集落の畑の中に残る人口壕。 3か所の横穴が空いているが、瓦礫で塞がっている壕と水が浸水している為、一か所の壕しか入れない。 |
難度 | ||
B(分かりにくい) |
新石垣空港(南ぬ島石垣空港)近くに白保という地域があります。
空の玄関口からほど近い場所ですが、畑が広がっているので観光客はほとんどいません。
そんな白保集落の道路脇に人口壕が残っています。
道路脇にある人口壕です。
場所もよく分からず、周辺を歩いて探していましたが、壕前の草が伸びきっていた為に最初は気づきませんでした。
白保公民館の指定文化財のようで、「戦跡壕」と刻まれたプレートも壕前にありましたが、草に埋もれていました。
調べてみると「白保与那原の壕」とも呼ばれているこの壕ですが、構築者がはっきりしていません。
白保には旧日本陸軍が「白保陸軍飛行場」の建設をした為、それに関連する施設のようです。
陣地壕だったり、弾薬庫などが考えられますね。
✅戦跡壕のある道
右側に「戦跡壕」があります。
草が伸びているので分かりにくいです。
✅右端の壕
3つの壕が約7~8m間隔で並んでいます。
一番右側の壕は水没などせず、内部に入ることができます。
✅白保公民館指定文化財
草に埋もれていましたが、「白保公民館指定文化財」の碑がありました。
✅内部
水たまりがありますが、入ることには支障はありません。
地面も濡れていますが、泥濘などはなく普通に歩くことが出来ます。
幅約2m、高さ約2m、奥行は大体10m前後でしょうか。
特別奥行があるという訳ではありません。
草を避けるのが少し大変です。
特に石垣島にはサキシマハブもいるので、草むらでは注意しないといけません。
壁面はゴツゴツしています。
最奥では左に道が折れています。
✅左に曲がっている
カーブした先は直ぐに行き止まりでした。
✅最奥
✅奥から入口を撮影
壁をよく見たらヤシガニがいました。
小指くらいの大きさですが、指が挟まれたら大変なのでそっとしておきます。
✅ヤシガニ
次に真ん中の壕に入ってみます。
真ん中の壕は浸水しており、耐水装備がなければ入ることが出来ません。
今日は装備がないので行ける場所まで行きます。
✅中央の壕
草をかき分けて入ってみます。
✅壕内
壕自体の大きさは初めの壕と同サイズのようです。
壕の外に水が流れ出ています。
✅流れ出る水
見た限りでは長靴があれば奥までいけそうな様子です。
最後に一番左側の壕ですが、こちらは壕前に落石があり塞がれています。
入ろうと試みましたが、怪我をしそうだったので入壕は見送ました。
✅左側の壕
微妙に隙間が見えます。