黒しばわんこの戦跡ガイド

麻酔薬用のコカが栽培されていた「武田薬草園跡」

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沖縄県名護市内原地区では、かつてコカが大量に栽培されていたんだべ
ポチ太郎
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ハチ公
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俗にいう「コカイン」の原料ですね!!でも、こちらでは軍需物資として栽培していたようです!!

沖縄県名護市内から県道71号線を北上していくと内原地区付近を通ります。
県道を左折し、内原地区へ入っていくと内原地区公民館があります。

戦時中、この内原地区公民館の一帯は東京ドーム10個分ほどの広さを使い、’’コカ’’を栽培していました。
コカは麻薬のコカインの原料ですが、戦中は外科の麻酔薬である「塩酸コカイン」を抽出し使われていたため軍需物資とされていました。
地区一帯は「沖縄武田薬草園」と呼ばれていました。
この’’武田’’というのは、現在「アリナミン」や「ボラギノール」などを主要製品としている「武田薬品工業株式会社」の前身「株式会社武田長兵衛商店」が薬草園を開設したためでしょう。
ちなみに、武田薬品は京都にも「京都武田薬草園」を開設しています。

薬草園で栽培した’’コカ’’を採取して乾燥させ、粉末にしていました。
内原地区公民館近くには乾燥に使用していた建物が残っています。

コカの採取には県立第三中学校と沖縄県立第三高等女学校の生徒が動員されてました。
従軍した沖縄県立第三高等女学校の生徒は「名護蘭学徒隊」と呼ばれました。

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ポチ太郎

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