うるま市川田の銃座
今回は沖縄県うるま市川田に残る「ライフルピット」だべ
銃座ともいいますね!
現在は埋立地がありますが、かつてはうるま市川田~前原地区からは中城湾が一望できました。
そのため、米軍の上陸を警戒して護岸に銃座が構築されました。
しかし、米軍は西海岸から上陸したのでこの銃座は使用されることはありませんでした。
この銃座は1944年に、第24師団歩兵第89連隊によって構築されたとされています。
第24師団は当初は中部地域にて陣地構築や防衛を行っていましたが、1944年12月に第9師団が台湾に転出したことで、本島全体の部隊配置が変更され、現糸満市や八重瀬町付近に配置転換されます。
金山均大佐率いる歩兵第89連隊は「運玉森の戦い」などに参加しています。
前原地区から川田地区までで多数の銃座が構築されました。
かつては115基の銃座が確認されていましたが、現在は土地開発などによって数が減少しています。