憲兵詰所跡
今日は東京都北区滝野川にある「憲兵詰所跡」だべ
パッと見は物置ですね!
現在の東京都北区は住宅が立ち並ぶ長閑な場所になっていますが、かつては東京第一陸軍造兵廠に関連した施設が集まっていました。
この陸軍造兵廠というのは兵隊が使う銃弾、鉄砲などの兵器を造っていた施設で、その関係から資材の運搬や完成品の輸送をするための軍用貨物線が敷かれていました。
かつては十条工場と滝野川工場があり、その二つの工場が貨物船で繋がれていました。
現在の埼京線の線路上にも橋台跡の遺構が確認できます。
今回の「憲兵詰所跡」は、滝野川工場まで繋がっていた軍用貨物線の見張りのために造られた建造物のようです。
出入り口は正面のみで現在は鉄板で塞がれています。
この建造物は後ろの民家にめり込む形で存在しています。
上下の換気用の空気穴があります。
鹿児島県の知覧で見た弾薬庫跡に似ています。
目立つ機銃掃射痕などもなく、綺麗に残っています。