呉海軍工廠防空監視所跡
今回は広島県呉市昭和町に残る「呉海軍工廠防空監視所」だべ
道路沿いにあるので目立ちますね!!
戦中において、飛来する敵機を迅速に識別することは重要なことでした。
そのため、見晴らしの良い高台に空を監視する「防空監視所」を建て、本土防空を見守りました。
そんな防空監視所が広島県呉市に残っています。
防空監視所は道沿いに残されています。
今回は近づきませんでしたが、遠目で見る限りコンクリート製の頑丈そうな造りでした。
四角く開いている穴から空を見ます。
この穴は広島湾や海軍工廠方面を向いているようです。
かつて呉市には「呉海軍工廠」という海軍の船や兵器を製造していた工場群がありました。
海軍工廠は終戦までに全国津々浦々に14ヵ所設置されましたが、その中でも呉海軍工廠は1889年に前身となる「造船部」が呉鎮守府と共に設置され、1903年には呉海軍工廠となった古参の海軍工廠です。
この工廠で建造された船で有名なのは長門型戦艦の1番艦「長門」や、日本海軍の超弩級戦艦で唯一「46㎝主砲」を搭載した戦艦「大和」があります。
防空監視所は、国を守る武器を製造していた呉海軍工廠を守る為にも重要な意味がありました。