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訓練基地へ続くトンネル
今回は山口県周南市大津島に残る「訓練基地へ続くトンネル」だべ
![ポチ太郎](https://kur0s1ba-wank0.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/3.jpg)
![ハチ公](https://kur0s1ba-wank0.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/4.jpg)
このトンネルで回天を運んだんですね!
山口県周南市の沖合に「大津島」という島があります。
戦中、魚雷の関連施設が建っていた島でしたが、1944年9月に人間魚雷「回天」の関連施設が建設されて以降、関連施設や搭乗員が島にやってきました。
現:大津島公園近くにトンネルがあります。
このトンネルは、魚雷発射試験場(回天訓練基地)まで繋がれています。
戦中、このトンネルの中を通して人間魚雷「回天」を運んだのです。
このトンネルの長さは約247m、高さ約4m程の大きさで、床にはトロッコのレールが敷設していた痕跡が残っています。
現在は安全のため、レールがあった場所は埋め戻されています。
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![](https://kur0s1ba-wank0.com/wp/wp-content/uploads/2021/09/周南市-トンネル-2.jpg)
分岐したレールは海岸を通って訓練基地まで繋がっていました。
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訓練に参加する搭乗員と担当整備員が一緒に運びました。
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トンネルの途中に開いた出口は、空襲時の指揮所跡です。
回天の訓練中に空襲警報などが発せられた際、訓練に随伴する船舶に手旗信号で合図を送った場所でした。
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訓練基地目前になると、トロッコレールが複線化された場所があります。
この場所には整備の済んだ予備の回天が置かれていました。
訓練中に調子のよくない回天は、この予備機と交換してスムーズに訓練が出来るようにされていたのです。
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