第32軍司令部壕 第5坑道
名称 | 第32軍司令部壕 第5坑道(第5坑口) | |||
住所 | 〒903-0815 沖縄県那覇市首里金城町3丁目 |
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解説 | 首里城の地下に構築された第32軍司令部壕の5つの入口の内の一つ。 内部には地下水が染み出し、湿度はほぼ100%、内部の気温も23度を保っている。 入口から約150m地点で爆破処理されている。 |
難度 | ||
C(分かりにくい) |
沖縄県那覇市の首里城の地下には「第32軍司令部壕」という地下壕がありました。
沖縄を守備していた第10方面軍第32軍の司令部としていた場所で、司令官である牛島満、参謀長の長勇、高級参謀の八原博通ら他、高級将校や学徒、女性軍属など約1000人がこの場所にいたとされます。
壕の総延長は1㎞以上、入口は5つあったが現在では第5坑口以外は埋没しています。
第5坑口へは沖縄県立藝術大学首里金城キャンパスの横からアクセスしていきます。
✅入口
沖縄県立藝術大学のフェンスに沿って草むらを進んでいきます。
微かに草が薄くなっている場所がありますが、基本的に草が生え放題なのでハブに気をつけないといけません。
進んでいくと下り坂になり、轍に沿って進んでいきます。
草木の間から住宅街が見えます。
沖縄県立藝術大学と東側の住宅街の間は谷になっており、第5坑口はその谷の底にあるのです。
✅向かい側の住宅地
ここまでくれば道も分かりやすくなっています。
✅第32軍司令部壕 第5坑口
第5坑口は常に施錠されており、内部が公開されたのも昨年6月に報道機関に公開されました。
それ以前は2009年を最後に、約11年もの間非公開となっていました。
✅壕口は土嚢で補強されている
✅壕口上部は崖
✅有毒ガス注意
壕入口は鉄の扉をくぐるとビニールシートのカーテンがされています。
✅鎖錠されている
常に水が滴っているからか、入口横の側溝からは大量の水が流れ、背後に流れる川に流出しています。
✅常に流れ出る水
✅背後の川
この壕は150m程の長さになっていて、最奥では爆破処理された当時の状態が保たれています。
この150mの中には、台所・煙突・女性の部屋・海軍基地隊司令長官室・将校室が割り当てられていたようです。
遺構・遺品も多く残されていて、トロッコの枕木・ツルハシで掘った痕跡・シャベルの残骸・銃のマガジン・軍靴などがまとめられています。
地質は琉球石灰岩の部分と琉球泥岩(クチャ)の部分があり、特に琉球泥岩の場所では内部に溢れる水分と混じってかなりヌカるんでいるようです。
詳しくはこちらでまとめています。
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folder 戦争遺跡・歴史
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ポチ太郎
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