黒しばわんこの戦跡ガイド

那覇市の「赤嶺緑地の壕跡」

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今日のお散歩スポットは那覇市にある赤嶺緑地だべ
ポチ太郎
ポチ太郎

ハチ公
ハチ公
モノレールに乗っていると紅白の縞模様のタンクが見えますね!!

モノレール(ゆいレール)の赤嶺駅からは徒歩15分くらいの場所にあるのが「赤嶺緑地」です。
那覇空港からモノレールに乗り、安次嶺交差点のカーブを曲がっている時、進行方向左側に紅白のタンクがあります。
それが赤嶺配水池であり、その一帯が赤嶺緑地となっています。
この場所は「上の毛(ウィーヌモー)」とも呼ばれ、聖地として扱われており、緑地内にも字赤嶺御嶽があります。
御嶽というのは、端的に言えば琉球信教における拝んだり、祭事に使われる場所のことで沖縄県の各所にあります。

✅字赤嶺御嶽

今回は赤嶺緑地に壕跡があると知り、フラッと行ってきました。
壕口は4つあるようですが、今回はそれらしきものは一つしか確認できず、しかも補修工事によりコンクリートで塞がれていました。
とりあえず「字赤嶺御嶽」近くにそれらしき物発見しました。

✅字赤嶺御嶽の左後付近の草むら

奥に怪しげなコンクリートを発見。この時、サンダルながらもハブなど気にせず分け入っていく暴挙にでる。

✅壕跡

壕口跡(らしき物?)を発見。那覇市内の壕跡はこのようにコンクリートで塞がれている物が多くなってきました。この壕跡は「字赤嶺御嶽」の左後ろ側辺りにありました。他の壕口はどこにあるのか…

那覇空港の前身である「小禄飛行場」から目と鼻の先である赤嶺緑地付近は、小高い山のような地形になっていて見通しが良く、飛行場近辺を守る上で貴重な場所でした。
先の戦争においても、旧日本軍と米軍には物量や人員に大きな差がある中で、地の利である小禄飛行場をとられる訳にはいきませんでした。
しかし、陸では32軍は南部へ撤退。小禄飛行場も空爆により破壊されて米軍に占領されます。
沖縄での戦いは更に厳しいものとなっていきました。

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ポチ太郎

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戦跡と旅行と黒柴が好きな管理人です。
博物館・資料館好きが高じて、国家資格の学芸員を取得しました🐶✨
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