✅無料で入れる展示館
現在、沖縄県は日本では珍しく電車が走っていません。その代わり、那覇市内を「ゆいレール」というモノレールが走っています。このゆいレールを運営している沖縄都市モノレールの本社敷地内に、沖縄の鉄道の歴史やゆいレールの歴史、様々な展示品が見られる「ゆいレール展示館」があります。
「ゆいレール展示館」は空港より徒歩約10分程の距離にある’’沖縄都市モノレール株式会社敷地内’’にあります。ゆいレール那覇空港駅にポスターも貼ってあり、ゆいレールのレールの桁にも道案内の紙が貼ってあります。
沖縄都市モノレールの入り口をくぐり、本社までの坂道を登っていきます。100mほど坂道を登り、直進していくと記念館があります。
✅入口のロゴ
✅入口のカウンター
✅開業までを映像資料で...
入口を入るとお手洗いとカウンターがあり、その先に映像資料がエンドレスで流れています。内容としては、2003年の開業までの流れや運転士や研修員についてなどです。そして、視聴室の壁には各駅の情報がパネルで展示してあります。私が来訪した際は2018年6月だったので全15駅のパネルがありましたが、2019年に開業予定の4駅が加わると全19枚のパネルが展示されるのではないかと思います。
✅一階部分の一角
✅’’ゆいレール’’の起こり
かつて沖縄県では南大東島でのトロッコを契機に、沖縄電気軌道や軽便鉄道が嘉手納や与那原、糸満と那覇を繋いでいましたが、沖縄戦においてこれらは全て焼け野原となってしまいます。戦後においては自動車を走らせるための道路の整備は行われましたが、鉄道部門においては全く手つかずの状態が沖縄返還の1972年頃まで続きます。
その頃になると普及した自動車が、産業の集まっていた沖縄本島中南東部で慢性的な交通渋滞を引き起こしており、新たな公共交通機関が模索されていました。そして30年の時を経て出来上がったのがゆいレールです。
✅記念切符
✅復帰記念切符
✅モノレールのタイヤ
✅空港を出たらまず目にする!
那覇空港を出ると連絡通路でゆいレール那覇空港駅に行くことができます。
タクシーや送迎などに乗る以外だと、空港~那覇市街へのアクセスは殆どの人がゆいレールを使用します。ゆいレールに乗ってみると、キャリーケースを持っている人がほぼ確実に乗っています。それほどまでに観光客の足として活躍しています。
那覇空港から首里駅までの15駅の12.9㎞を繋いでいます。
駅を簡単にまとめると
赤嶺 ☞ 最南端の駅
小禄 ☞ イオン、海軍司令部壕(バス)
奥武山公園 ☞ セルラースタジアム、奥武山公園
壷川 ☞ 奥武山公園
旭橋 ☞ 那覇バスターミナル、リーガロイヤルホテル等のホテル群
県庁前 ☞ 県庁、市役所、国際通り、波の上宮、波の上ビーチ
美栄橋 ☞ ジュンク堂、少し歩くと国際通りドン・キホーテに出る、牧志公設市場
牧志 ☞ 国際通り、牧志公設市場
安里
おもろまち ☞ 駅前に免税店、別名「那覇新都心」
古島
私立病院前 ☞ 病院、末吉公園(自然公園と間違えるような大きい公園)
儀保 ☞ 首里城(首里駅より多少近いが道が複雑で分かりづらい)、末吉公園
首里 ☞ 首里城(道が分かりやすい)
2018年7月現在は以上の15駅ですが、「石嶺」「経塚」「浦添前田」「てだこ浦西」の4駅が2019年に延長開業予定になっています。
✅沖縄の鉄道の歴史
✅鉄道関連の展示品
✅ヘッドマーク
無料でも中々のボリュームがある展示館です。
飛行機までの時間潰しスポットにはいい場所だと思います!!