士官宿舎跡
今回は山口県周南市大津島にあった「士官宿舎」だべ
今はただの広場ですね!
山口県周南市の沖合に「大津島」という島があります。
戦中、魚雷の関連施設が建っていた島でしたが、1944年9月に人間魚雷「回天」の訓練基地が建設されて以降、関連施設や搭乗員が島にやってきました。
現在、回天記念館という資料館がありますが、その手前には「養浩館」があり、更にその隣は一段低くなった場所があります。
その場所は、かつて士官宿舎が建っていた場所です。
士官宿舎兼基地本部の建物は、板張りのバラック造りの建物でした。
東西に長い2階建てで、1階には主計室や当直室、士官室がありました。
この士官室は食堂や会議室を兼用していたので黒板なども設置されていたようです。
二階には司令官室や指揮官室、血書を書く際などに利用された士官搭乗員事務室、畳敷きで木製ベッドが置かれた士官搭乗員居室、集会などに利用する大広間がありました。
搭乗員の増加に伴い、鬣山の登山道付近にも士官宿舎が建てられています。
謎の基礎がありました。
ただの花壇なのか、建物の基礎部分なのか…?