白梅学徒隊が水を汲んだ
「山井泉」
名称 | 山井泉 | |||
住所 | 〒901-0402 沖縄県島尻郡八重瀬町富盛 |
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解説 | 八重瀬岳の麓にある井戸跡。 第24師団第1野戦病院に配置されていた「白梅学徒隊」が水を汲んだ場所とされる。 |
難度 | ||
A |
今日は沖縄県の八重瀬町富盛に残る「山井泉」だべ
ポチ太郎
ハチ公
八重瀬岳の麓にありますね!
沖縄戦時、沖縄県立第二高等女学校の女子生徒が第24師団第1野戦病院という部隊に動員されました。
彼女たちは看護補助として配置され、患者の食事や排泄の補助、手術の補助、死体の処理など様々な仕事を行いました。
彼女達が働いた八重瀬岳の「第24師団第1野戦病院」の壕では水を手に入れることが出来なかった為、約400mから500m離れた井戸まで水汲みに行きました。
この井戸が「山井泉」と呼ばれています。
壕内では大量の水を使用するので、一日に何往復もしたそうです。
この水を汲んでいる間にも「鉄の暴風」とも呼ばれる艦砲射撃が飛んできます。
たかが「水汲み」といっても命がけの作業でした。
✅山井泉
現在、井戸の水は枯れています。
井戸の一辺は大体1.5mくらいの大きさです。
元白梅学徒隊の方の証言動画を見ると、「気分が落ち込んでもみんなで歌うと元気が出た」とおっしゃていました。
この井戸でも励ましあいながら歌を歌っていたのかもしれません。