黒しばわんこの戦跡ガイド

糸満市真壁にある「アンティラガマ(真壁千人壕)」

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名称 アンティラガマ,アンディラガマ
住所 〒901-0336
沖縄県糸満市字真壁
(Googlemap:26.106628, 127.692706)
解説 萬華之塔近くにある横穴。住民の避難壕となっていたが、撤退してきた日本軍も壕に入った。使用していたと思われる陶器などが残っている他、火炎放射による焦げた跡もある。入口付近に水が滴っていて滑りやすい 難度
B (足元が悪い場所あり)




 

今日は糸満市の真壁集落にある「アンティラガマ」だべ
ポチ太郎
ポチ太郎

ハチ公
ハチ公
「千人壕」とも呼ばれています!!

那覇市大野山公園から糸満のひめゆりの塔付近までを繋いでいる県道7号の途中、真壁集落の中にあるのが「アンティラガマ」です。
萬華之塔」と「砲兵山吹之塔」の横に伸びる小道を進んでいくと大きな壕口が現れます。

自然洞穴であるこの壕は、別名真壁千人壕とも呼ばれており、名前からも分かるように広い壕です。
入口付近は高さもあり比較的広いスペースがあり、進むと小規模のスペースが細い通路で繋がれている壕です。

戦争終盤、沖縄南部に追い詰められた野戦重砲第一連隊をはじめとした敗残兵や避難民が壕に入りました。
1945年7月頃には米軍の火炎放射により入口付近にて犠牲者が出ます。
実際に確認していませんが、岩壁に焦げたような部分があれば火炎放射痕かもしれません。

ハチ公
ハチ公
ちなみに歩いて5分程の場所にも「アンガー」という避難壕があります!!

アンガーでも兵と住民が雑居し、兵隊により「住民の追い出し」や「泣く子供を殺害する」などの行為があったとされています。

次の記事では内部の写真を公開しています。

ガマ前から内部を撮影。結構急な傾斜です。

内部はゴツゴツした岩場になっています。
それに加えて、水が滴っているのでかなり滑りやすくなっています。

壕内より外を撮影。滑りやすい岩場を降っていきます。




✅内部に残された遺品

遺品でしょうか?
壕内すぐの岩の上にまとめられていました。
撮影ミスはほとんどしないのですが、なぜかブレブレの写真に...

中へ入るとすぐに横に逸れるので太陽光も入りません。

✅姉妹サイトの紹介

次のサイトで「アンティラガマ」入口付近までをストリートビューのように見ることができるんだべ 
ポチ太郎
ポチ太郎

ハチ公
ハチ公
僕らがやっているサイトなので安心です♪

アンティラガマ【糸満市字真壁】

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ポチ太郎

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戦跡と旅行と黒柴が好きな管理人です。
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