富盛の石彫大獅子
名称 | 富盛の石彫大獅子 | |||
住所 | 〒901-0402 沖縄県島尻郡八重瀬町富盛22 |
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解説 | 火除け(火返し)として設置された村落獅子では最大最古の石彫獅子。 戦中には弾除けとして利用されてる様子が写真に写されている。 無数の弾痕が残っている。 |
難度 | ||
A |
今日は沖縄県島尻郡八重瀬町富盛にある「富盛の石彫大獅子」だべ

ポチ太郎

ハチ公
かわいい顔をしてますよね!
沖縄県の八重瀬町、八重瀬岳を望む丘の上に一つの獅子があります。
この丘はジリグスク(勢理グスク)と呼ばれる城跡で、上に立つ獅子は「富盛の石彫大獅子」と呼ばれています。
「富盛の石彫大獅子」の歴史は長く、1689年まで遡ります。
当時、不審火に悩まされた富盛村は、久米村の蔡応瑞(大田親雲上)に風水で占ってもらうと、フィーザン(火山)である八重瀬岳の影響であると伝えられました。
そして、八重瀬岳に向って獅子を建てるように言われた富盛村は「富盛の石彫大獅子」を建立しました。
大きさは高さ141.2㎝,全長175.8㎝にもなり、沖縄各地にある村落獅子の中では最大最古の石獅子です。
富盛の石彫大獅子






長きに亘って丘に鎮座した獅子は沖縄戦をも見ていました。
沖縄本島南部は沖縄戦末期には激戦となった場所で、進軍する敵軍と後退する日本軍による戦いが繰り広げられました。
当時を写した写真の中に富盛の石彫大獅子と米兵を写した写真も残っています。
富盛の石彫大獅子とアメリカ陸軍第96歩兵師団兵士

獅子の身体には弾痕も残されています。









八重瀬岳を見つめる獅子
