束里の大規模構築壕
今回は沖縄県糸満市束里に残る「大規模構築壕」だべ
丘陵の崖中にあります!
沖縄県糸満市束里周辺には丘陵地帯が広がっています。
険しい崖の中には、戦中に構築された防空壕があったりしますが、今回の構築壕も丘陵内の崖地帯にあります。
南部地域には日本軍が構築した壕はいくつもありますが、今回の壕はそれらの壕の中でも大きい部類に入るかと思います。
丘陵地帯崖方向に向け草木を分けて進んでいくと今回の構築壕があります。
壕の入口はしゃがみながらでやっと入ることができる大きさで、大きな構築壕の入口とは思えません。
入口から入ると左右に道が分かれています。
この壕の形状は、直線形状の通路に支線が出ている形です。
滑り込んでいくように壕内に入っていきます。
壕内に入ると直線通路の中に出るので、左右に進むことが出来ます。
しかし、右方向は崩落で狭くなってるのでとりあえず左方向を最初に見に行きましょう。
左側を見てみると、案の定光が奥に届きません。
Youtubeの有志の方によれば、レーザー測定によれば50mほどの長さを確認したそうです。
実際歩いてみても、かなりの長さだと感じました。
通路の途中にはまとめられた遺品が点在しています。
壕の側面には、明かり置きの窪みや棚として利用したであろう窪みが確認できます。
軍靴の中でも自然に分解できない靴底部分などは、各地の壕内にはよく残っています。
壕内は崩落している部分はありますが、天井は2m近くの高さがあり普通に歩くことができるので非常に歩きやすいです。
しばらく歩くと左右に支線があります。
左側には出口跡、右側にはトイレ跡が残っています。
まずは左側に行ってみます。
次は右側のトイレ跡に行ってみます。
トイレは5mくらいの通路に2ヵ所の窪みが掘ってあります。
トイレから出て、再度通路を進んでいきます。
入口まで戻り、今度は右側の道へ進んでみます。
瓦礫で狭くなっていますが、何とか通れるでしょう。