ニーバン・ガズィマール
伊江島のニーバン・ガズィマールが台風6号で倒壊したべ
台風6号で筆者の家は3日間停電と断水しました!!
伊江島に「ニーバン・ガズィマール」と呼ばれるガジュマルの木があります。
かつて行われた太平洋戦争の敗戦後、敗戦の事実を知らずに2名の日本兵が約2年間の樹上生活をしました。
ニーバン・ガズィマール
太平洋戦争で、うるま市出身の佐次田秀順さん(当時28歳)と宮城県小林市出身の山口静雄さん(当時36歳)の二人の日本兵は、母国の敗戦も知らずに戦中、戦後の2年間(昭和20年4月~22年3月)、米兵の目を逃れて 『ニーバンガズィマール』での樹上生活を送った。
案内看板より引用
厳しかった樹上生活の様子は、真鍋和子著(1991年発刊)の「ぬちどうたから 木の上で暮らした2年間」に記されている。
「ニーバンガズィマール」のニーバンとはガズィマール(樹木)のある宮城家の屋号である。
このような歴史あるガジュマルでしたが、2023年8月に沖縄本島を襲った台風6号(カーヌン)によって倒壊してしまいました。
台風以前より幹の一部が枯れていたので、いずれ倒れることは予想されていたようです。
これからは倒れたガジュマルの中で再生可能な部分と、村内にあるミースィ公園から運んだガジュマルを一緒に植樹して育てていくようです。
以前より平和学習に利用されていた場所であるので、再びガジュマルの葉が空を覆うのが待たれています。