黒しばわんこの戦跡ガイド

八重瀬町戦争遺跡公園内の「監視廠跡」と「壕口跡」

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名称 八重瀬町戦争遺跡公園
住所 〒901-0503
沖縄県島尻郡八重瀬町字新城
解説 ヌヌマチガマに隣接して整備された戦争遺跡公園。
公園内には「壕口」と「監視廠跡」が残る。
駐車場は綺麗に整備されているが、園内には遊具などは無く遊歩道のみ。
難度
A (行きやすい)



今日は沖縄県島尻郡八重瀬町にある「八重瀬町戦争遺跡公園」だべ
ポチ太郎
ポチ太郎

ハチ公
ハチ公
ヌヌマチガマに隣接しています!

八重瀬町の新城には「ヌヌマチガマ」という大型のガマがあることは過去に紹介しましたが、このヌヌマチガマも含めてガマ周辺が整備されて「八重瀬町戦争遺跡公園」という公園になっています。
といってもグーグルマップには出てこないのですが…

駐車場や公衆トイレ等も綺麗に整備されており、幹線道路からも少し外れているのでとても静かです。
丘陵地帯にあるこの公園は、かつては丘陵の頂上が「防空監視廠」として使用されていたようで、園内案内図にも「監視廠跡」との記載がありました。
また、遊歩道の脇に「壕口」があり、この地一帯にある「ヌヌマチガマ・ガラビガマ」に繋がっている壕口と推測できます。

✅壕口

園内の遊歩道の脇に「壕口」が残っています。
立ち入り禁止ではありますが、壕口周辺はゴミなどもなく綺麗です。

緩やかに地下へ潜っていく壕内は見える限りでは崩落等はなさそうです。
自然にできた洞穴(ガマ)に見えないので、ヌヌマチガマにつなげる為に人工的に掘った壕でしょうか?

✅防空監視廠跡

✅階段

監視廠時代に造られたのか、戦跡公園にする際に造ったのか、上へ登る階段があります。
しかし、雑な造りなので監視廠時代に造られたように思えます。

階段からのみ上に登れるようです。

✅監視廠からの景色(港川方面)

✅監視廠からの景色(南城市方面)

中央付近の緑が盛り上がった場所に「糸数アブチラガマ」があります。 この緩やかな平原地帯をひめゆり学徒隊が撤退してきたんですね。

監視廠横に謎の広場があります。
ピース広場って名前だったかと思いますが、戦中は高射砲でも置いていたのでしょうか。
ちなみに、この崖の真下辺りに「ガラビガマ」があります。

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ポチ太郎

ポチ太郎

戦跡と旅行と黒柴が好きな管理人です。
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