黒しばわんこの戦跡ガイド

うるま市与那城伊計に残る「伊計島砲台」

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伊計島砲台

名称 伊計島砲台
住所 沖縄県うるま市与那城伊計
解説 伊計島北端に残る砲台跡 難度
C

今回は沖縄県うるま市与那城伊計にあった「伊計島砲台」だべ

ポチ太郎
ポチ太郎
ハチ公
ハチ公

今は草が生え放題ですね!

沖縄県中部、勝連半島の先端から海中道路を経由して行ける島に「伊計島」があります。
伊計ビーチなどの行楽地の他、ドワンゴが運営するN高等学校などがある島です。
そんな島の北端に「伊計島砲台」の痕跡が残されています。

「伊計島砲台」中城湾臨時要塞重砲兵連隊第2中隊とされるが、ほとんど使用されることがなかったようです。
他の似たような砲座の構築は、宮古島の狩俣や西表島の舟浮にも計画されています。

沖縄戦も現実味をおび、第32軍が沖縄の地にやってくると中城湾臨時要塞重砲兵連隊は「重砲兵第7連隊」と改称され、独立混成第44旅団隷下の部隊となりました。
元中城湾臨時要塞重砲兵連隊第2中隊は知念半島へ移動していきました。

現在、構築された砲座は2つ残っています。

砲座跡
砲座の中央部分
砲座の周辺は荒れています
砲座の中央に穴があいています。

砲座の周囲は擁壁に囲まれています。

1つ目の砲座から少し離れた場所にもう2つ目の砲座があります。

2つ目の砲座
穴にはクワズイモが生えています!
この穴は火砲を置いた時に固定する穴のようです。

2つ目の砲座は風化が進んでおり、土砂も大量に堆積しています。
草に埋もれていましたが、排水用の穴も確認できました。

ヤシガニがいました(左端)
砲座近くからの眺め

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ポチ太郎

ポチ太郎

戦跡と旅行と黒柴が好きな管理人です。
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