運天隧道脇の壕
今回は沖縄県国頭郡今帰仁村運天に残る「運天隧道脇の壕」だべ
運天隧道は運天トンネルのことです!!
沖縄本島北部に今帰仁村という村があります。
そして海に面した場所に「運天」という地域があります。
現在の運天には「運天港」という港があり、沖縄本島の北側にある伊是名島や伊平屋島へのフェリーが発着しています。
そして太平洋戦争が行われた1940年代の運天には日本海軍が部隊を配備しており、現在の運天港付近にも部隊が構築した構築壕が残されています。
運天地区に「運天トンネル」というトンネルがあります。
このトンネルの歴史は古く、1924年の大正時代に手掘りで掘られました。
1997年までに幾度も改修が繰り返され、現在の形になりました。
そんな歴史あるトンネルの横にひっそりと壕が開口しています。
壕の内部を見てみると、壁面も綺麗に掘られているので人口の壕というのが分かります。
内部の広さは奥行2mもなく狭いですが、堆積しているゴミを取り除けばもっと広いのかもしれません。
県の資料によれば、この壕は陣地壕と記載があるので日本海軍が使用していた壕でないかと思われます。
壕①の横にもう一つ壕があります。
こちらの方が壕の間口も広くなっており、1.5m程の幅があります。
内部の広さは壕①と同じくらいの広さしかなく、ゴミが堆積しています。