黒しばわんこの戦跡ガイド

ノスタルジックな港町「オンフルール」

calendar

✅港町らしいオブジェ




オンフルールはフランスのノルマンディー地方に位置し、モンサンミッシェルへ行く途中に立ち寄りました。この町は木組みの街並みと石畳になっている田舎町です。セーヌ川に面していることから、海上貿易の要衝として栄えており、現代では衰退しつつも港町としての機能はなくなっていないようです。また、フランス全体には美術館などが多いですが、この町にも例外ではなく印象派画家ブーダン美術館や、作曲家エリック・サティの生誕地であるため、生家が公開されています。町全体がおしゃれな雰囲気で、ハーバーではどこで写真をとってもポストカードにできそうな写真が撮れますよ!

バスツアーのため、滞在の時間は約一時間ほどです。旧港にはヨットやボートが停泊しており、そのバックには歴史ある建物も相まってすごいオシャレ!!「ヨーロッパきた!!」って感じでしょうか笑 画家の方が描いていそうな景色が目の前にあります。町の中は基本的に石畳。女性はヒールだと辛いですね。観光の方もかなりいらっしゃいました。

サンカトリーヌ教会の前でおばちゃんがガレットを焼いていました。ガレットはそば粉が使われているクレープのようなもので、ノルマンディー地方ではよく食べられているようです。朝5時集合で空腹でヤバかったので即購入。ソーセージと卵、チーズが入っています。食べ歩けるように包んでくれました。ソーセージが肉厚でジューシー!5個くらい食べたい♪

放浪しているとサンカトリーヌ教会へ行きつきました。門扉は開け放ってあり、お金を払った記憶はありません。この教会は町のシンボルになっており、百年戦争で壊された教会の跡地に建てられたものだそうです。当時の経済的な問題により木材で建てられています。木造だからか落ち着ける雰囲気になっています。この教会は造船の技術で建てられており、当時の船大工さんたちの知識と技術のおかげで現存するフランス最大の木造教会となっています。

✅サンカトリーヌ教会

✅サンカトリーヌ教会

ノルマンディー地方について

ノルマンディー地方は第二次世界大戦中に「ノルマンディー上陸作戦」という作戦が行われた為、戦禍の地となりました。これは連合国軍が、ナチスドイツ軍からフランスを奪還するために兵士を大量に送り込んだ作戦です。ドーバー海峡を渡って300万人近くが上陸したことや、艦艇・航空機の使用数からも「史上最大の作戦」と呼ばれていて、ナチスドイツ軍の劣勢への転機にもなったと言います。オンフルールは比較的古い建物が現存して残っていますが、オンフルールからノルマンディー大橋を渡った場所にあるル・アーブルという町はノルマンディ上陸作戦により建物は破壊されて焦土と化したそうです。そのため、ル・アーブルには古い建物はなく、建て直された物がほとんどとなっています。

気にしないと分からずに終わってしまいますが、見えないところにこんな歴史があります。


 

↓↓↓ポチッ!!っとしていただけたらもっと頑張ります!↓↓↓↓
にほんブログ村 旅行ブログへ

にほんブログ村 歴史ブログ 戦争遺産へ

この記事をシェアする

ポチ太郎

ポチ太郎

戦跡と旅行と黒柴が好きな管理人です。
博物館・資料館好きが高じて、国家資格の学芸員を取得しました🐶✨
ブログとYoutubeチャンネル「ゆっくりポチ太郎」を運営しています🐶♪ [詳細]

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。