海神宮
今回は沖縄県国頭郡本部町谷茶に残る「海神宮」だべ
ただのお宮じゃないですか?
沖縄県国頭郡本部町には「本部防空監視哨」という史跡が残っています。
戦中、迫りくる航空機や潜水艦を識別して警察・軍関係施設に連絡したのが監視哨の役割です。
そんな監視哨に教育委員会が設置した案内看板があり、その中に次の一文があります。
本部に監視哨が設置されたのは昭和10年代で、当初は谷茶の大瀬(現:谷茶公園のお宮)で立哨し、後(年代不明 平良 専哲氏談)海岸段丘上の展望のよい現在地にコンクリート造り監視哨がつくられた。
案内看板より引用
この「谷茶公園のお宮」にあたる場所が、今回紹介する「海神宮」です。
谷茶公園は本部大橋の下付近にあります。
海神宮は高さ6~7m程の小さな山の上に造られています。
谷茶公園内で「お宮」と言えそうなのはここしかないので、本部防空監視哨ができるまではこの場所で立哨して空と海を見守っていたと思われます。