黒しばわんこの戦跡ガイド

浦添市仲間にあった「イースト・ピナクル」

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イースト・ピナクル

名称 伊祖南東高地(イースト・ピナクル)
住所 沖縄県浦添市仲間
解説 ウェスト・ピナクルと呼ばれた伊祖城とは「仲間の切通」を挟んで反対側にあった高地地帯。
現在は浦添大公園の展望台になっているが、正確な物見台は削り取られている模様。
難度
A

今回は沖縄県浦添市仲間にある「伊祖南東高地」だべ

ポチ太郎
ポチ太郎
ハチ公
ハチ公

米軍からは「イースト・ピナクル」と呼ばれたようですね!

現在、伊祖トンネルの真上には浦添大公園の展望台が出来ています。
この展望台付近に、日本軍が陣地を築いていました。
浦添大公園の整備の際に、一番高い場所であった物見台は削り取られてしまったようです。
それでも展望台からは、日本兵が見たであろう景色に近い景色を望むことが出来ます。

現在では国道330号線を挟んで西側に伊祖公園、東側に浦添大公園があります。
戦中、日本軍は現:伊祖公園となっている伊祖城跡、伊祖トンネル上部付近の丘陵地帯に陣地を築きました。
どちらも見晴らしが良く、周囲は急斜面に囲まれている絶好の場所です。
陣地内には交通壕を張り巡らせて要塞としていました。

また、2つの丘陵の間に低地になっている裂け目があります。
現在はパイプライン通りが通っている場所で、「仲間の切通」などと呼ぶようです。
この低地から敵戦車の進入を防ぐために、前面に地雷原を構築していました。
しかし、戦死した将校から地雷原の詳しい情報が敵に渡ってしまい、徐々に攻略されてしまったようです。

浦添大公園展望台

米軍側は、各高地に名前を付けていました。
伊祖城跡がある伊祖北側高地は「ウェスト・ピナクル」
現:展望台近くの伊祖南東高地は「イースト・ピナクル」
地雷原が張り巡らされた仲間の切通は「ナカマ・パス」
などと呼称したようです。

展望台北北西方向、現在立入禁止となっている柵の先がイーストピナクル跡になっています。
展望台より本島北部を望む
展望台より北北東を望む。
木々で良く見えません。

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ポチ太郎

ポチ太郎

戦跡と旅行と黒柴が好きな管理人です。
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