黒しばわんこの戦跡ガイド

糸満市阿波根にある「チカジクガマ(サキタリガマ)」

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サキタリガマ

名称 チカジクガマ,サキタリガマ
住所 沖縄県糸満市字阿波根
解説 阿波根の住宅街にある公園の一角にある。
チカジクガマやサキタリガマとも呼ばれる。
沖縄戦時には住民避難壕となった。
難度
A

今回は沖縄県糸満市阿波根に残る「サキタリガマ」だべ

ポチ太郎
ポチ太郎
ハチ公
ハチ公

住民避難壕となった場所です!!

糸満市阿波根の住宅街の中にチカジクガマ(サキタリガマ)があります。
この洞窟は総延長200mにもなる自然壕で、沖縄戦時には周辺住民のみならず那覇市警察署長・職員が避難した避難壕となりました。
警察職員らは壕を出ていきましたが住民は滞在し続け、壕を見つけた米軍の呼び掛けに応じて捕虜となりました。

チカジクガマ(サキタリガマ)
このガマは自然洞穴で、総延長が約200mもあります。戦前にガマで酒がつくられていたことから、「サキタリガマ」とも呼ばれています。沖縄戦当時(1945年)、ガマには阿波根の住民や他地域からの避難民などが数百人が避難していました。また、5月末頃には那覇警察署長以下の警察官数十人が那覇市からこのガマに移動してきましたが、米軍の接近により、警察官の大部分は更に南へ移動しました。阿波根の住民や避難民の多くは、逃げ出さずにガマの中に隠れていました。やがて、この周辺に米軍が陣地を構え、6月11日にはガマを発見されてしまいました。「出てこい、出てこい」「洞窟を爆破するぞ!」という呼びかけがあり、実際にガス弾を投げ込んできました。そのため人々はガマを出ることを決断し、米軍の保護下に入りました。沖縄戦の間このガマに隠れていたことと、無抵抗で米軍に保護されたことから、避難していた人々のほとんどが無事に生き延びることができました。

案内板より引用
サキタリガマ
壕前のヒンプン
サキタリガマ内部図(適当)
内部から入口を見る
入口方向を見る
最初の棚状遺構
所々に棚状の遺構がある。
洞窟内で酒を造っていた頃の名残と思われる。
2つ目の棚状遺構
ワモンゴキブリが多い
洞窟内はかなり湿度が高い
洞窟奥には広いホールがあり、大きい棚状遺構があります。
ホールの奥は水が流れていて進めない。
もう一つの出入り口

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ポチ太郎

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