
天久台の壕②
今回は沖縄県那覇市上之屋に残る「天久台の壕」だべ


お墓の中に残っています!!
沖縄県那覇市に上之屋地区があります。
沖縄戦中、激戦となったおもろまち(シュガーローフ)からも近い上之屋・天久地区でも独立混成第44旅団隷下の部隊が戦闘を行いました。
上之屋の丘陵地帯は墓地が多くありますが、その中に日本軍の構築壕が残っています。




丸い花瓶のような物は陶器で出来た手榴弾「四式陶製手榴弾」の陶器部分と思われる。
戦争末期には手榴弾を作る為の金属を手に入れることも難しくなった為、代わりとして陶器の手榴弾が作られました。
金属製手榴弾に比べて殺傷能力は低かったようです。

そこから匍匐前進で進むような狭い坑道が続く。

革製品の整備に使う油です。
軍服や軍靴を管理していた「陸軍被服本廠」の文字が記載されています。




壁面を見ると天然の鍾乳石なども無く、人工の洞窟であることが分かります。

戦跡ガチ勢曰く、左の黒い棒はロウソクだそうです。

正面は行き止まりでした。


壕内でするとか、だいぶ特殊性癖ですね!

まだまだ普通に歩ける高さなので助かります。




一応進めそうです。
高さ70㎝ほどの穴をくぐるとT字路のようになっていました。
しかし、左側は1mほどで崩落して行き止まりとなっていました。
右の坑道を進むと、天井から流されたコンクリートの残骸が残されていました。
壕をコンクリートで埋めようとしたのでしょうか?

すぐに行き止まりになっている。

コンクリートの残骸っぽいです。
唐突にこれがあるのでビビります。
