糸満市束里の「ワイトゥイ近くの壕」

沖縄県糸満市南部の集落、「束里」には軍の構築壕が多く残されています。
今回の壕も丘陵内を分け入った先に壕口があります。

戦中、束里含む南部には1944年12月までは第9師団、以降は第24師団が配置されていました。
今回の壕がどちらの師団に構築されたのかは不明ですが、内部には遺品が残っています。

壕口すぐに左に道が折れています。
折れた5m程先には天井が崩落したのか、穴があいています。

岩を超えると右側に0.8mほどの穴があいています。
穴の先にも空間があるようです。
穴を通り過ぎてさらに進むと行き止まりになってます。

行き止まりなので途中にあった横穴に入ってみます。
這いつくばって穴を通ると、立ち上がっても余裕な高さの空間に出ます。
5人くらい入っても余裕がありそうな広さです。

空間の奥に更に穴がありました。
匍匐前進でやっと進めるくらいの穴で、できるだけ進んでみましたがカマドウマがいただけでした。