大田の指揮所
今回は沖縄県うるま市川田に残る「大田の指揮所」だべ
ジャングルの中に残ってます!!
沖縄県道33号線のうるま市川田付近に丘陵地帯があります。
この丘陵のジャングルの中に、日本軍が構築した鉄筋コンクリート製トーチカがあります。
入口らしい入口がないので、銃眼のような隙間から這いつくばって入ります。
この銃眼のような隙間は金武湾・勝連半島・中城湾を監視できるように造られているようです。
県の資料では、「大田の指揮所」は具志川や伊計島などに設置された海軍砲台の観測・射撃指導を行っていたと記載があります。
この構築物は表面に露出する鉄筋コンクリート部分に加え、内部に地下壕が掘られています。
隙間から入ると1畳ほどの空間で両サイドに穴があいています。
この隙間から敵艦船が近づいてこないかを監視していたようです。
もう一つの部屋も2畳程しかなく、そこまで広くはありません。
壁面は内部の鉄筋が露出しており、鉄が高く売れた時代に抜き取られたのだと思います。
部屋を更に進むと地下へと続く縦穴と出口があります。
縦穴の横に四角く整形された場所もありました。
広い空間に出ると掘りかけの坑道と3畳ほどの空間がありました。
高さは1mほどしかなく、立つことはできません。